証拠がすべて:シリア化学兵器使用は反政府勢力???

シリア情勢が市場の関心を集めている。
Google Newsでググってみると、興味深いニュース記事が目に入った。

Mint Press Newsという独立系ニュース・サイトの記事だ。
このサイトがどの程度信頼におけるのかはわからないが、とにかく記事は楽しめる。
(不思議なことに、この記事やそれを伝聞する他メディアが次々とハックされているようだ。)

記事は長くAP通信のフリーランスをやっていたDale Gavlak氏が現地取材したものという。
この記事によると、シリアの化学兵器使用は
 ・反政府勢力が化学兵器の取り扱いを誤った
 ・武器はサウジの諜報機関トップBandar bin Sultan王子がアルカイダとつながりのある勢力に提供した
という。

陰謀フリークにすると、なんと魅力的な話だろう。
政府犯人説を唱える人たちは
 反政府勢力には化学兵器を扱う能力はない
との「状況証拠」を唱える人たちがいた。
物語は、その主張さえ逆に手玉にとっている。

ロシアのプーチン大統領は、
 政府側は圧倒的に有利だったのに、他国の介入を招くようなことをするはずはない
と政府犯人説を疑っている。
思えば、それもそうだなあと感じられてくる。

結局のところ、この手の話は証拠がすべてなのだ。
米国が確たる証拠を持っているなら、少なくとも自国・同盟国の首脳、議会の一部には開示をすべきなのだ。
証拠を開示することが、将来の諜報活動・協力者の安全を脅かすことなのは理解する。
しかし、それは開示する対象を絞ることでそれなりに限定できるはずだ。

他国を裁こうとする時には、少なくとも自国民を裁くのと同等ぐらいの慎重さを持ってほしいものだ。
米国という国は、自国民の主権こそある程度守るものの、他国が相手となると拷問も辞さない国だ。
同盟国もそれを理解して自国の取るべき道を判断しないといけない。
決して、
 米国が言うならそれを支持する
などという誇りのかけらもないようなことはすべきでないだろう。