みずほ証券が試算する2022年の日銀債務超過

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異次元緩和の出口で、日銀は2022年度にも債務超過に陥るとの分析をBloombergが紹介している。
みずほ証券の丹治倫敦氏による試算。

みずほ証券による日銀債務超過転落のシナリオ

極端な量的緩和政策については、当初から出口で大きな問題が発生すると予想されていた。
問題発生を先延ばし、政策の効果を維持し、マイナスを最小化するため、黒田総裁をはじめとする政府・日銀の要人はこのテーマに言及するのを避けてきた。
ところが、黒田総裁がはじめ目途とした2年は過ぎ、相応の経済回復も実現した今、多くの人が出口の始まりを感じつつある。

みずほ銀行の丹治氏は

日銀が長期国債買い入れを17年度初めから1年程度かけて段階的にゼロまで減らし、18年度から3年程度で3%まで利上げ した場合の影響を試算

した結果、

日銀は19年度から赤字決算に転落し、当期剰余金の25%を法定準備金に積み立て続けても20年度と21年度はともに3兆円を超える赤字となる
当座預金の超過準備に巨額の利払いが生じる一方、保有する国債の利回りは低いためだ

日銀が出口の過程で保有国債の売却を伴う資金吸収をせずに利上げするには、付利も同水準に上げざるを得ない
利払い負担による単年度赤字が自己資本を食い潰し、22年度には債務超過に陥る

と分析している。

若干噛み砕いておこう。