浜町SCIコラム
GMAC経営危機から見える産業の課題(1)GMACの債務リストラが難航
ビッグスリーへの公的資金注入が下院を通過する中、GMとサーベラスが出資するローン会社GMAC(GMの出資は49%)の再編も最終局面を迎えている。
ただし、GMACの方は、まだ、着地が見えないようだ。
GMACは、銀行持株会社への移行を目的に、債務リストラの交渉を債権者と続けてきたが、合意は債権者の一部との間にとどまっている。
GMACは、債権者に有利に条件変更して、期限を12月12日まで延長した。(3度目の期限延長)
12日を最後の機会とし、12日に目標を果たせなければ、銀行持株会社への移行を取りやめる可能性もあるという。
GMACが目指す債務リストラ(スワップ)は次のとおり:
・対象の債務: GMACと住宅ローン部門(Residential Capital, Rescap)の債務約380億ドル。
・スワップ後: 減額して、社債、優先株、現金と交換。
このリストラによる債務圧縮が、銀行持株会社への移行の条件クリアに必要となる。
銀行持株会社に移行すれば、財務省による不良資産救済プログラム(TARP)による支援(公的資金注入など)を受けることができる。
これまでにスワップに応じたのは、
・GMAC債務の22%(63億ドル)
・Rescap債務の21%(20億ドル)
の債権者。
銀行持株会社へ移行するには、75%の債権者がスワップに応じる必要があるという。
この記事は 2008 年 12 月 11 日 木曜日 8:04 PM に 経済 カテゴリーに公開されました。 この記事へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。