浜町SCIコラム

近づくXデー?(2)ジョー・バイデンの示唆

10月19日同日、民主党の副大統領候補Joe Bidenもまた、「危機」が起こることを予言したという。
Powell氏と時を同じくした発言は、聴く者の想像力を掻き立てたようだ。

シアトルでのBiden氏の発言から、意味深長な部分を抄訳すると

(朝鮮半島、パキスタン、アフガニスタンなどの政情不安定地域に触れた後、)
半年もたたないうちに、オバマ氏は、J. F. Kennedyが試されたような試練に向かうことになる。
・・・
私が言った他のことを忘れたとしても、「それ」がすでにここにあるということだけは覚えていて下さい。
国際的危機、作られた危機が起こり、オバマ氏の決断力を試すことになる。
彼の決断がどのようなものになるかはわからないが、彼はとても難しい決断を下さなければならなくなる。
そうなることを約束します。
・・・
その決断から引き起こされるシナリオとして、4-5個のシナリオが考えられる。
・・・
あなた方の影響力、共同体における影響力で、彼を支えて下さい。
なぜなら、私たちの決断が正しいかどうかは、初めはわからないから。
そのような事態の心積もりをして下さい。
・・・
新しい大統領には、最も重要な仕事が残されることになる。
それは、積年の汚れを洗い落とすようなものです。
それは、単なる資本主義の危機でも、市場の危機でもなく、この経済に存在するシステマティックな問題(systematic problem)なのです。
・・・
多くの人が、「そんな決定は聞いていない」と言うことになるだろう。
その決断が下されるときに、あなた方がそれを健全と受け取ると信じてはいるものの、それほどは大衆受けしないだろうと思うからだ。
もしも大衆受けするならば、その決断は健全ではないだろうと思うからだ。

なんとももって回った言い方だ。
Powell氏の発言も、Biden氏の発言も、政治家が得意な過剰レトリックと捉えることもできるだろう。
米国での受け取られ方から見ても、あまり真に受けるべきものでもないようだ。
しかし、オバマ氏の当選が確実になっていく中で、同じ日に共和党と民主党の重鎮2人が奇しくも「危機」を予言したことには、何かあるのかも知れない。
見え見えの政権交代を控えて、共和党と民主党がテーブルの下で重要すぎる懸案を協議し引き継いだという可能性も否定できないように思う。

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この記事は 2009 年 1 月 4 日 日曜日 5:25 PM に 政治 カテゴリーに公開されました。 この記事へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。

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