浜町SCIコラム
近づくXデー?(3)予言は何を意味するのか?
あまり真に受けることもない2つの予言ではあろうが、謎解きもまた楽しかろう。
今だからこそ、あるいは、日本人だからこそ思いつくようなこともあるかも知れない。
Powell氏・Biden氏の謎かけを注意深く読んでみよう。
Powell氏発言からのカギ
いくつかのヒントがある。
- すでに問題は発生しているが、まだ公表されていない
- オバマ大統領が就任直後に危機に発展する(危機が新大統領を待ってくれる??)
- 経済問題に関係する
- 「海外での義務」を果たす決断が下される
ということだ。
これが、政治的な危機であるなら、
- 米国にかかわる未公表の紛争が存在する
- 経済的に重要な地域にかかわる
- 「海外での義務」とは派兵であろう
というような推理が働く。
米国でも、このような文脈と解釈されたようだ。
一方、これが経済的な危機であるなら、
- 極めて重大で、想像を絶するような経済的な破綻をともなう
- 米国の対外債務がデフォルトの危機にさらされる(続いて、歴史的なドル安・金利上昇に見舞われる)
というような推理となるだろう。
Biden氏発言からのカギ
Biden氏は、かなり多くのヒントを織り込んでいたように感じる。
- J. F. Kennedyが立ち向かったキューバ危機のようなもの
- すでに問題は発生しており、オバマ大統領が決断を下すことになる
- その危機は、国際的であり、作られたものである
- 過去からの積み残し
- 単なる資本主義の危機でも、市場の危機でもなく、この経済に存在するシステマティックな問題(systematic problem)
- 健全な決断と受け取られるものの、大衆受けはしない
これが政治的危機であるなら
- 米国が関与する、長く続いた深刻な紛争
ということだろう。
経済的な危機である可能性も否定できない。
それは、systematic problemというワーディングから想起される。
金融において、systematic riskと言えば、市場全体にかかわるリスクのことを指す。
システマティックという言葉を選んだところに、経済との深いかかわりを連想させるものがある。
もしも経済的な危機であるなら、
- J. F. Kennedyがインフレを回避するために行った、鉄鋼業界の値上げ抑制・賃上げ抑制のような決断(例えば、自動車産業や石油産業に対して)
- これまでの資本主義を大幅に修正するような政策転換
であるのかも知れない。
具体的な可能性
予言から3か月が経ち、地政学的な変化も表面化してきている。
今、政治的(地政学的)危機の可能性を論じるなら、経済的な波及の大きさを考慮して、
・イラク増派、または、中東、パキスタンでの新たな戦争
・パレスチナ問題への介入
・ロシアとの対立 (含むウクライナ)
・中南米の国との対立
・中国との対立
・同盟国との突然の戦争
などだろう。
経済的危機の可能性としては、
・厳しい経済規制を課して国内経済を統制し、
・プラザ合意以来の世界経済レジームに変更を加え
・機軸通貨の重荷を下ろす
というようなことかも知れない。
通常なら、有事のドル買いということになろう。
しかし、今の米国経済の低迷、米国政府の過大な債務を見る限り、有事だからドルを買えるような安心感はない。
近々、投資を検討されている方は、1月中の投資は自重された方がいいかも知れない。
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カテゴリー: 政治この記事は 2009 年 1 月 4 日 日曜日 6:22 PM に 政治 カテゴリーに公開されました。 この記事へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。