浜町SCIコラム

厚生労働省局長の逮捕に思うこと

厚生労働省の現職局長が、郵便割引制度不正事件で逮捕された。
この局長が女性キャリアであったこともあり、大きく報道された。

この容疑者が有罪かどうかは司法にまかそう。
しかし、厚生労働省の現職係長や、不正文書を受け取った民間企業側の逮捕者が罪を認めていると報じられているから、これらの報道のいずれかが正しいなら、厚生労働省内の役人の誰かが罪を起こしたことは事実ということになる。

立派な組織の人間が不正を働くとはなぜなのだろう。
日本人は、日ごろ、中国や韓国の汚職体質、米国のロビイスト政治を見下すようなところがある。
残念ながら、日本の組織も腐敗という構造的問題を持っているようだ。

人間の組織というのは、どこまでいっても組織のトップの品格に左右される。
組織の長が清廉でなければ、組織もそれにならう。
長にへつらうだけで、組織の利益を省みないYes Personばかりが出世することになる。
そこから次の長が選ばれる可能性が高いから、組織は腐敗するばかりだ。

官が腐敗しているようでは、民が逃れるはずもない。
どうすれば治るのか。
国政選挙をもってしても、治るような気がしない。
民間企業の方も、株主総会が是正の機会になるようなことはなかろう。

カテゴリー: コーポレートガバナンス
この記事は 2009 年 6 月 15 日 月曜日 6:14 PM に コーポレートガバナンス カテゴリーに公開されました。 この記事へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。

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