浜町SCIコラム
ゆうちょ銀行の今と明日 (3) 本音と建前の大きな開きが悲劇を生まないか
今も建前は、
民間に資金を流せ
であるようだ。
背筋が寒い。
民間金融機関でさえ運用先に困る時勢に、駆け出しのゆうちょ銀行に何ができるのか。
いったい、日本の産業のどこに資金を供給して元が採れるのか。
このままでは、代替エネルギーや低炭素技術にゆうちょマネーが流れかねない。
すでに、バブルに近いこれら投資先にさらに巨額の資金が流れれば、バブルを助長し、バブル後の傷を深くしかねない。
そもそも、これらクリーンエネルギー技術のほとんどは、補助金等なしには遠く経済合理性を欠くものばかりだ。
これら石ころから、「民間」的に宝石をすくい上げるのは至難の技。
経験のある民間でも至難の技なのだ。
ゆうちょ銀行民営化の本音は、市場テストを受けるなかで、ゆるやかにゆうちょ銀行を縮小することにあったのではないか。
この「縮小」の本音と、「強化」の建前が相反する方向性であるために、ゆうちょマネーにリスクが増してしまっている。
巨大なゆうちょ銀行が何かのバブルを作るダイナミクスに利用されないことを祈りたい。
この記事は 2009 年 6 月 21 日 日曜日 6:41 PM に 経済 カテゴリーに公開されました。 この記事へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。