浜町SCIコラム

投資家不在の格付け

本日の日本経済新聞の東京・首都圏経済に小さな記事が載った。
ムーディーズが東京都の外貨建ておよび自国通貨建て格付けAa2 を取り下げたというものだ。

7月28日、格付機関ムーディーズは、Aaaの外貨建ておよびAa1の自国通貨建て格付けを、Aa2へ引き下げていた。
これに対し、東京都が「都の財政状況に基づかず、説明があいまい」として、格付けの依頼を撤回していたという。
なんとも複雑な気持ちになる。

ムーディーズは民間機関だから、発行体から格付け依頼が撤回されれば、格付けを取り下げるのもやむをえない。
しかし、それでは投資家はどうすればいいのか。
特に、東京都は新銀行東京という課題を抱えている。
その発行債券のリスクへの関心は小さくない。

東京都の言い分は正しいのか。
正しいなら、東京都のクレジットは上がろう。
正しくないなら、回りまわって、都民は余分な調達コストを支払うことになろう。

カテゴリー: 投資
この記事は 2009 年 8 月 8 日 土曜日 6:58 PM に 投資 カテゴリーに公開されました。 この記事へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。

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