浜町SCIコラム
日米の財政・為替が連動しすぎるリスク
16日の米財務省による国際資本収支統計では、米国債の保有高で、日本が中国を抜いたとされる。
2009年12月末で、
・日本: 7,688億ドル
・中国: 7,554億ドル
日本の首位は1年4か月ぶりだ。
最近の中国は、政治的にも経済的にも、意識的に米国と距離を置いている。
中国は、米国債への投資もバランスを軽くする動きがあった。
その中で、日本は無策とも見え、米国債への投資を増やしている。
結果、日本と米国の財政・為替の連動性が高まる危険がある。
日本も米国も、厳しい不況の中、国家財政は危機的状態にある。
日本がドル資産を多く保有すれば、もしも、ドルが急落した時にどうなるだろう。
本当なら、基軸通貨の一角として、円がドルに対し強くなってもいいはずだが、そうはならないかもしれない。
日本のドル資産の多さから、ドルの信任が揺らぐことが、円の下落に結びつくかもしれない。
さて、ここの議論で大切なインプリケーションは、円高・円安の反対通貨である。
今後は、対ドルの議論より、対ユーロ、対人民元の議論が意味を持つようになりそうだ。
それは、とりもなおさず、基軸通貨の交替、さらに言えば、投資対象として適切な通貨の交替ということではないか。
この記事は 2010 年 2 月 17 日 水曜日 3:57 PM に 経済 カテゴリーに公開されました。 この記事へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。