浜町SCIコラム

年金の積立不足額が一括計上に

3月11日、企業会計基準委員会が草案を議決した。
積立不足額を一括で負債に計上するというもので、12年3月期から適用となる見込み。

これまでは、積立不足額を10年以上の長い期間で消却する企業も多かった。
これを一括で負債計上することになれば、B/Sへのインパクトは小さくない。
会計処理としては、
 ・積立不足額を負債に加算
 ・積立不足額から税効果を除いた金額を自己資本から減算
 ・税効果分を資産計上
となる。

積立不足額が大きな上場企業としては、社歴が長く、積立不足を処理してこれなかった企業など。
処理してこれなかった理由は、多くが損益ストリームの細さだから、B/Sの方もそう余力があるわけがない。
結果、大幅な自己資本の毀損、場合によっては債務超過という危険をもたらす。
また一つ、上場企業を選別するふるいができたようだ。

カテゴリー: 経済
この記事は 2010 年 3 月 12 日 金曜日 9:42 AM に 経済 カテゴリーに公開されました。 この記事へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。

コメントは受け付けていません。