なぜ、オフショアで金融取引・投資を行うのか

どうやら、大きく2つの動機のようだ。

よこしまな動機

一つは、昔ながらの理由。
世の中には脱税や資金洗浄を行おうとする輩がいる。
そういう輩が、所得や財産が国内の当局に補足されにくいオフショアに移そうということのようだ。
喜ばしいことに、同時多発テロ以降、国際社会は不明朗な資金の流れにことさら厳しくなった。
言うまでもなく、このような動機でオフショア取引を考えるべきではない。

小切手取引などの使い勝手

日本ではパーソナルチェックを使っている人が少ない。
米英とは手形小切手法も異なり、小切手の重みが異なることも一因だろう。
しかし、海外から個人輸入したり、送金したりするのに、小切手はとても便利だ。
オフショア銀行の多くは、複数通貨での小切手を提供していて便利だ。

注意が必要なのは、小切手の支払場所。
資金の支払相手が、小切手の支払場所を例えば「payable in the US」などと指定していることが多いから、
オフショア銀行の小切手の支払場所がそれと合致していなければ、意味がなくなってしまう。
国をまたぐと、外国小切手の買い取りや取立て手続きが発生してしまう。

また、外貨建てで決済できるクレジットカード/デビットカードも1枚あると便利かも知れない。
為替レートがいいときに、外貨預金口座に資金を送っておいて、為替動向にあわせて、国内のカードか、オフショアのカードか、いずれを使うか決めるというのもおしゃれだ。

金融商品取引法の施行

金融商品取引法の施行にともない、国内業者によるオフショア投資信託の取り扱いの規制が厳しくなった。
それでも、海外のIFA(Individual Financial Advisor)経由や、ファンドとの直接取引によって、継続したい人がいるらしい。


配当のない投資信託を選べば納税が繰り延べられるとか、オフショア投資信託は優れたものが多いとか、オフショア預金は利回りがいいとか、いろいろ言う人がいるが、今ひとつピンとこない。
オンショアの投資信託でも配当のないものを選べばいいように思うし、オフショアものがオンショアものより優れているという見方も確信が持てない。
ただし、選択の幅が広がることは事実だから、その点は前向きに評価してもいいだろう。

さて、読者はこれでオフショア取引の有用性について理解できただろうか。
(実は、税務面でのメリットの可能性がある。)
筆者はまだピンと来ないのだが、まずは行動してみよう。

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