工人舎SA1FのLinux化(1)ディストリビューション選定

日本におけるネットブックの草分け的な製品である工人舎のSA1F(正式名SA1F00HA)を使っている。
ちょうど1年前に購入したもので、Windows Xpがプレインストールされていた。

しかし、やはり、ネットブックは非力だ。
そこで、Linuxをインストールしてデュアルブートしようと試みた。
Linuxディストリビューションについては、これまでデスクトップPCでTurbo Linux、Redhat、Fedora Core、Ubuntuなどを使ってきた。
特に、Ubuntuの使い勝手はすばらしく、これをインストールしてみよう。

UbuntuのDesktopバージョンをLive CDからインストールした。
インストール自体は問題なく終了。
Ubuntuも立ち上がった。
問題は無線LANで、デバイスを認識していない。
これは不便だ。

Ubuntuをシャットダウンし、Xpを確認してみる。
そこで悲劇が起こった。
Xpが立ち上がらない。
セーフモードでもダメ。
ずぼらな性格があだになり、パーティションのバックアップも取ってなかった・・・。

不親切なSA1F

SA1Fにはリカバリーディスクが付属していない。
マニュアルを読むと、立ち上げてF4を押すと、HDDからリカバリーすると書かれている。
試してみたがダメ。

工人舎のFAQを読むと、OSをインストールするとリカバリーが起動しなくなると書かれている。
ちゃんとマニュアルに書いておいてほしかった・・・。
さらにサイトを読むと、リカバリーは有償サービスになるらしい。

決断

そもそも、ネットブックで筆者が使う機能は、
・OpenOffice
・フォトレタッチ(GIMPで十分)
・ブラウザ(Firefoxで可)
・メール(Thunderbird、Evolutionで可)
ぐらい。
Gyaoなどの動画も見たいが、PCの性能から言って無理だろう。

上記のような機能なら、実はLinuxの方がいい。
そこで、次のような手順で意思決定をすることにした。
(1)いくつかLinuxをインストールして、無線LANなど正常に動くかを検証。
デュアルブートは諦め、クリーンインストールする。
動くなら、それを使う。
(2)ダメなら、USBまたはコンパクトフラッシュの無線LAN子機を購入して利用。
(3)ダメなら、有償修理に出して、Xpに戻す。
これを試してみよう。

Linuxのインストール

何をインストールしようか決めないといけない。
まずは、使いなれたUbuntu。
それ以外に、ググってみて選定した。
ネット上では、Mandriva LinuxとOpenSuseで動いたという報告が見られた。
この3つで試してみよう。

Ubuntu

前から持っていたDownload版の「8.04デスクトップ」をインストールしてみた。
インストールはできるが、内蔵無線LANを認識しない。
さらに困ったのは、オンラインでパッケージをアップデートすると、立ち上がらなくなる。
画面が真っ黒になってしまう。
8.04を使うなら、アップデート機能は使えないようだ。

8.10 Japanese Remixもインストールしてみた。
これはインストールできない。
8.04をアップデートした時と同じく、画面が真っ黒になって止まってしまう。

Mandriva Free 2009とOpenSuse 11.0、Fedora Core 7

これは、どちらもインストール途中でエラーが出てしまう。
使えないようだ。

OpenSuse 10.3

インストールできるし、すてきなディストリビューションだ。
しかし、無線LANは認識しない。
しかも、Ubuntuより重い。

つまり、この中では、Ubuntu 8.04ということだ。

Ubuntu 8.04で無線LANをなんとかしたい。
いろいろ調べると、w35und.koというドライバが鍵になりそうだ。

工人舎のドライバー

メーカーのサイトにある、サポート外のドライバーを当ててみよう。
Linux用とされるw35und.koをフォルダに格納し、
modprobe
を実行するが、エラーが出る。
ググってみると、同様の問題が報告されており、これは難しいようだ。

ソースからのコンパイル

あるサイトに解決法が書かれていたので、それを参考にしてみる。
ソースファイルをダウンロードし、2つのファイルの中身を書き換える。
これでmakeして見たが、makeの途中でエラーが出てしまう。
ググってみると、同様の問題が報告されており、これも難しいようだ。

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