Bitcoin:やはり一取引所の問題とするのは無理がある

東京渋谷のMt. Goxが破綻した時、ビットコインのコミュニティはMt. Gox固有の問題と突き放した。
しかし、やはりその論理には無理があるようだ。

Reutersが2つのニュースを伝えている。
カナダでは

仮想通貨ビットコインの取引所でカナダに拠点を置くフレックスコインは4日、ハッキングによって約60万ドル相当のビットコインが消失したことを受けてサービスを停止すると発表した。

フレックスコインはウェブサイトで、オンライン上に保管されていた896ビットコインがすべて盗まれたと説明。
「当社は資源や資産、そのほかこの損失を取り戻す手段を持ち合わせないため、即座にドアを閉じる」としている。

「この損失を取り戻す手段を持ち合わせない」というくだりは、ビットコインのコミュニティの「潔さ」を表している。
この「潔さ」こそ、ビットコインという「通貨」の欠陥の一つだ。

シンガポールでは

ビットコインなど仮想通貨の取引所を経営する米国人女性が死亡した件で、死因に不自然な点があるとして捜査を開始したことを明らかにした。
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ファーストメタは仮想通貨の取引所を運営しており、昨年はビットコインと米ドルの交換も行っていたが、現在は取引を停止しているという。

こちらは死亡とビットコインの関連が明らかでない。
明らかなのは、取引が停止していることだ。

不可思議なのはビットコイン相場が下落しないこと。
Bitstampでの対ドル・レートは670ドルと表示されている。
これはMt. Gox破たん時よりも高い。
この価格が次のトラブルを呼び込むタネにならなければいいが。