マーク・ファーバー:ブラック・マンデーのあった1987年に似ている

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏がUSA Todayのインタビューに応じた。

(抄・意訳)

自分の資産配分は株、不動産、現金・債券、金に1/4ずつとなっている。

SNSやバイオの関連銘柄はバブルの様相だ。
テクノロジー株ではクラウド・コンピューティング関連が割高。
どんどん参入があり、価格が抑えられている。
こういう銘柄は買わない。

今の市場環境はブラック・マンデーのあった1987年に似ている。
1929年以来、米市場は15回の弱気相場があった。
だいたい6年ごとに弱気相場があった。
1回の弱気相場で何年分の株価上昇が後戻りしたかと言えば、平均21四半期(約5年)だ。
世の強気投資家の言うように今年中株価が上昇したとして、5年分後戻りするとすれば、来年2015年は2010年の水準まで株価が下落することになる。

株を買うとすれば、米国株は最も割高、次が欧州株だ。
目下、最も割安なのはアジアなどの新興国株。
いくらか生活資金のために安全資産を持っている。

発言内容に目新しいものはない。
「終末博士」らしい内容だ。
むしろ注目すべきは、この記事が全国一般紙であるUSA Todayに掲載されていること。
米国社会の危機感を表しているのだろう。

バブルがかなり進行した状況では、バブルをバブルというのは難しいことではない。
しかし、バブルがいつ弾けるかを予想するのは極めて難しい。
米国社会で広くバブル懸念が浸透しているとすれば、バブルの急拡大は抑えられる。
風船がゆっくりと膨らむ分、いつ割れるかの予想は難しくなる。
ならば、投資家が取るべき道は

 ・バブルに乗るか
 ・バブル崩壊まで市場から離れるか

ということになる。
実は果敢にバブル崩壊にベットするという手もあるのだが、これは極めて難しい。