デニス・ガートマン:FRBが利上げを後退させる理由

コモディティ王ことデニス・ガートマン氏がCNBCにFRBの金融政策について語った。
17日のFOMC声明直前にその内容を予想したもの。

(抄・意訳)

17日のFOMCではサプライズは起こらないだろう。
現状の雇用改善データを見る限り、現在の経済状態はすばらしくバランスがとれている。
イエレン議長やフィッシャー ダラス連銀総裁は両面を見て
「インフレは低いからさらに緩和を行う余地がある」
と言うだろう。
しかし、雇用統計はいい数字で、これは利上げを後押しする。
FRBが何かを変更するかと言えば、全くないはず。

原油価格が底を打ったかどうかはわからない。
まだ下がるだろうが、この数週間で初めて私はひどい弱気からは脱した。
今はやや弱気だ。

FRB17日のFOMC声明については、米経済の好調さから、その文言の変更が予想されていた。
ゼロ金利を相当期間継続するという文言から「相当期間」が外れるものと見られていた。
ところが、近日の原油安に端を発する世界市場の変調で、この予想が揺らいでいた。
結果は、「相当期間」が維持されたのみならず、利上げまで「辛抱強く対応する」という文言が追加された。
文字通り受け取るなら、利上げへ一歩進んだというより、一歩後退したというべきもの。
これを受けて17日の米国株は大幅上昇、日経平均先物も大きく上昇し東京市場が開く。

結果の評価をするなら、ガートマン氏の見方が正しいのだろう。
「辛抱強く対応する」を文字通り受け取る人はそれほど多くない。
年末最大のイベントを終え、世界の市場はホリデー・シーズンに入る。
静かな年末・年始を祈りたい。