ピーター・シフ:まだ悲劇の幕が上がったばかり

Euro Pacific CapitalのPeter Schiff氏が独立系メディアのインタビューに応じた。
いつもの終末論であり、多々割愛すべきところもあるが、世に出せるところを紹介しよう。

(抄・意訳)

次の危機はもっともっと悪くなる。
2008年の金融危機をもたらしたのは、アラン・グリーンスパンが行った金融緩和政策だ。
バーナンキとイエレンの金融政策は、グリーンスパンがやったことを小さく見せる。
ゼロ金利を6年も続けてしまった。
QEを3ラウンド、オペレーション・ツイストもやった。
FRBのバランスシートは今や4.5兆ドルにまで膨らんだ。

経済はひどくレバレッジがかかっており、過去経験のない規模の緩和マネーに慣れきってしまった。
リーマン危機以降、リーマン危機の原因より大きな原因を生み出してきた。
破裂は常にブームに比例する。
リーマン危機前より大きな危機であるのに気付きにくい。
薬をたくさん飲むと、耐性ができてしまうのと同じだ。
私たちは記録的な量の金融政策のヘロインを注射しているのに、パーティは少ない。
ウォール街はパーティを楽しんでいるが、中間層は置いておかれている。

これは恐ろしいオペラの開幕にすぎない。
太った婦人はまだ劇場にも来ていない。
私たちはこの悲劇のとても早い段階にある。

私たちは米経済を破壊してしまった。
FRBは資本投資、起業家精神、現実の経済成長を阻害してきた。
代わりに、そのためのリソースを資産バブルのために使ってきた。

FRBがQE3を実施した時、QE4は不可避だった。
量的緩和は、再開することなしにはやめられない。
ドラッグでハイになっていて、ハイのままいたければ、ドラッグを増やすしかない。
さもないと、禁断症状に見舞われる。
QEで経済が回復しても、QEをやめれば逆戻りするしかない。
だから、今景気が停滞しつつあるのだ。

FRBがこの見せかけの経済を作った。
そうすることで、実体経済が立ち上がることを阻害してしまった。

「これは恐ろしいオペラの開幕にすぎない」とはどういう意味か。
まだ少しの間、パーティーを楽しめる人がいるのか。
もう、パーティーは全米で打ち止めなのか。