マーク・ファーバー vs Bloomberg

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏はBloombergで、米経済・株式・債券の見通しを語った。
米金融メディアの常連ながら、常に当て馬に使われるファーバー氏は、今回もかわいそうな使われ方をしている。

ファーバー氏の主張は一貫して弱気だ。

経済が弱含むと見ているので、米長期国債はかなり魅力的だ。
すでに米国は不況入りしていると見ている。
2016年、米国株は下落する。

こうした弱気な見方は、両論併記によって客観性を装いたいメディアにとって重宝される。
今回の記事でも、Bloombergはファーバー氏の意見を紹介した上で
・過去に外したことがある
・エコノミスト予想と乖離がある
と指摘し、事実上否定してかかっている。
市場が上げたり下げたりするものならば、確かに常に弱気を主張すれば、当たることもあるはず。
強気でありたい側からすれば、そういう思いもあるのだろう。

当然ながら、毎度のこういった扱いをファーバー氏は不愉快に感じている。
最近では、こうした扱いを避けるため、編集なし・一方的解説なしの独立系メディアに出演することも多い。
ファーバー氏の考えはオーストリア学派的な考えに基づいており、それが彼を弱気にさせるのだ。
そういう意味では、ファーバー氏の側にも理は十分にあるのである。