ジェフリー・ガンドラック:欧州金融株はリーマン危機より下げた

新債券王ことDoubleLine CapitalのJeffrey Gundlach氏は、欧州金融株がリーマン危機時より下げている現状に懸念を示した。1)
1990年代以来の安値水準にあるドイツ銀行・クレディスイスを挙げ、当面様子見の姿勢を強調した。

特に欧州の主要金融機関の株価が恐ろしい。
中核的な金融機関であるクレディスイスの株が、2009年の金融危機のどん底より安くなっている。
ドイツ銀行株も、世界の銀行システムが崩壊すると懸念されていた2009年より安くなっている。

新債券王は、社債も地方債も投資すべき時ではないと言う。
このまま社債価格が下落を続ければ、年後半には検討対象にすると言うから、当面は投資しないという含意だ。
一方、いたるところでリスク資産が下落していることから、「問題は、いつ社債を大量に仕入れるかだ。チャンスは必ずやってくる」と期待感を示した。
下げが大きくなるほど、底打ち後には大きな上げが期待できるということだろう。

多くの投資商品で100%リターンのチャンスがやってくる。
重要なのは、何を買えばいいかではなく、いつかだ。

ガンドラック氏は、エントリーのタイミングを虎視眈々と見極めている。

市場混乱の発端となったエネルギー/鉱業関連については、依然リスクが高いと指摘。
中国経済は弱く、原油は世界的にだぶついており、今、原油に強気になる理由はないと語った。

(出典)
1) Bloomberg(2016),「Gundlach Says ‘Frightening’ Seeing Financial Stocks Below Crisis」, http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-02-05/gundlach-says-frightening-seeing-financial-stocks-below-crisis (参照2016/2/6)