ビル・グロス:中央銀行のレベルはまだ20世紀

昨日までのFOMCでハト派的な声明を出されたのを受け、債券王ビル・グロス氏がコメントした。
FOMCの変化を現実的と評し、経済モデルの見直しを注文した。

グロス氏は、鉱工業生産や企業収益に言及し、FOMCがハト派的となった理由を「米経済がさほどよくないということに尽きる」とコメントした。1)
ドット・チャートが50ベーシス引き下げられた点について、「ようやく、FRBの将来の施策が現実的なものになってきた」と語った。
上から目線ともとれるこうした発言には、グロス氏の長年の中央銀行に対する不信がある。
グロス氏からすれば、現状の低成長・資産バブルは金融政策の産物だ。

「中央銀行は歴史的に古びた経済モデルを用いている。
21世紀にあった考え方に改めなければいけない。
かれらはまだ20世紀の世界にいる。」

グロス氏には、中央銀行が債務サイクルを系統的に勘案できていない点を問題視している。
結果、金融政策が大きな市場の動揺を生みかねない状況が続いている。

(出典)
1) CNBC (2016), 「Bill Gross: Fed projections now look more realistic」, http://www.cnbc.com/2016/03/16/bill-gross-fed-projections-now-look-more-realistic.html (参照3/17/2016)