デニス・ガートマン:原油相場を押し下げる3つの要因

コモディティ王デニス・ガートマン氏が原油相場に弱気な見通しを語った。
米業界・OPEC・新規参入の3点から原油の上値が重いことを示した。

ガートマン氏は、原油市場がいまだ弱気相場にあるとし、下値は下がり、上値も下がる展開を予想する。
根拠として、生産過剰をもたらす3要因を挙げる。

  • 現在300-400ある停止中の油田の一部が稼働を再開
    「たくさんの油田が蓋をされていたが、原油価格上昇とともに生産を再開し始めている。
    埋めなければいけない経費がたくさんあり、これが価格下落トレンドを生んでいる。」
    生産が再開されれば、再びヘッジ取引が再開され価格下落圧力が高まりかねない。

    ガートマン氏によれば、目先の上値は42ドル、長期で47ドル。
    採掘・生産業者も「これならそこそこ利益が出る」からだ。
    技術の向上が、確度の高い低コストの採掘を可能にしているのだという。

  • シェール開発への参入の可能性
    ガートマン氏は、米国以外でのシェール開発の可能性を指摘する。
    シェール開発のための水圧破砕法が米国内に限られているからといって、他国がやらないとは限らないという。
    「アフリカ・南アメリカが、米企業を雇ってシェール開発するのは容易なこと」と語った。

  • OPECの機能不全
    ガートマン氏はOPECが機能を回復するとは考えていない。
    「4月のOPEC緊急会合について市場がプラスと受け取ったのには驚いた。みんなの期待はびっくりするほど滑稽なこと」とちゃかしている。