ジム・ロジャーズ:正直がっかりなアベノミクス

冒険投資家ジム・ロジャーズ氏が、アベノミクスの通信簿をつけた。
安倍政権は結局何もやらなかったというのがロジャーズ評だ。

優しい老人はアベノミクスについて「正直、がっかり」していると語った。
この言葉の選択は、利き手である日本人に対する配慮であることは明らかだ。

「結局、何もやらなかったと思います。
やったことは増税、そして税金で道路や橋を造り続け、お札をじゃぶじゃぶ刷り続けたことくらいでした。
・・・
円の価値はわずか数年で一時3割も落ちました。
短期的に輸出企業は助かるのでしょうが、輸入コストが上がって物価の上昇を招き、国民生活は厳しくなります。
物価が上がれば、いずれ輸出面でも国内産業は価格競争力を失っていく。
自国通貨の価値を下げたり、インフレを起こそうとする手法で成功した国は過去にどこもありません。」

ロジャーズ氏は第3の矢(構造改革)が進まない点を厳しく批判し、日本への投資をすべて引き揚げたと明かしている。

なんということはない。
ロジャーズ氏のアベノミクス評は以前と変わっていない。
かつてロジャーズ氏は「安倍氏の再選やそれによる政府・日銀の政策継続が、日本にとって最も危険」と語っていた。

(出典)
1) 朝日新聞 (6/21/2016), 「(2016参院選)アベノミクス考 外からの視点 ジム・ロジャーズさん」, http://www.asahi.com/articles/DA3S12418811.html (参照6/21/2016)