ジム・ロジャーズ:Brexitは英国やスペインを分断する

冒険投資家ジム・ロジャーズ氏が、Brexitの影響と投資戦略について語った。
Brexitはスコットランド独立の引き金を引き、他の地域が後に続くと予想した。

Brexitが決定的となった時、ロジャーズ氏は真っ先にドル買いを考えたという。
Brexitは為替市場にも混乱をもたらし、そうした場合に恩恵を受けるのは米ドルだからだ。
市場があまりにもEU残留に傾いていたため、Brexitのサプライズが市場にショックを与えているという。

ロジャーズ氏は、Brexitが大英帝国をはじめとする国々の分離を引き起こすと予言する。
これが不確実性をさらに大きくするという。

「Brexitなら、スコットランドは大英帝国から独立しようとするだろう。
そうなれば、(北)アイルランドも考えるかもしれない。
スペインにはスペインから独立したい人たち(カタルーニャ)がいる。」

ロジャーズ氏は、中央銀行が混乱をやり過ごすために量的緩和を強化すると見ている。

「中央銀行の人間は頭がよくない。
だから、政府で働いているんだ。
彼らは、量的緩和を強化する。
世界にとっていいことではない。
これは、長年にわたって世界中の金融市場に混乱をもたらすだろう。」

ロジャーズ氏の悪口雑言は止まらない。

「FRBはさらに経済より市場に注意を払うようになる。
それは、期待された役割でないのに。
彼らはしょせん学者や官僚だ。」

最後に、ロジャーズ氏は自身の投資戦略を語った:

  • 米ドル
  • 金は買っていない。他の人は買っているだろう
  • 株をショート。特に史上最高値の米国株

結論は極めてオーソドックスなものになっている。
要は、リスク・オフということだ。

(出典)
1) The Economic Times (6/24/2016), 「Buy US dollars as it will benefit from Brexit: Jim Rogers, Commodity Guru」, http://economictimes.indiatimes.com/markets/expert-view/buy-us-dollars-as-it-will-benefit-from-brexit-jim-rogers-commodity-guru/articleshow/52895033.cms (参照6/24/2016)