ジム・ロジャーズ: Brexit? 今日もいい日だよ

冒険投資家ジム・ロジャーズ氏がBrexitを受けて、経済の見通しと投資戦略について語った。
ロジャーズ氏は、Brexitを多くある凶兆の一つとしてしか考えていないようだ。

Brexitは一材料にすぎない

ロジャーズ氏は、Brexitが何かを変えたのではないと冷静だ。
「今日も私はいい日を過ごしている」と語り、Brexitはたくさん存在する悪材料の一つに過ぎないとした。
すでに不況入りした国やセクターがあり、その一つという考えだ。

「弱気相場が始まる時はいつも、悪いニュースがあり、どんどん悪化していくものだ。
今後2-3年、とても深刻な問題に直面するだろう。」

と述べ、決めぜりふ「心配しろ」を発した。

金融緩和頼みがBrexitの一因に

ロジャーズ氏は、金融政策について、仮にFRBがマイナス金利を考えるとしても、大統領選後になると予想した。
むしろ、足元では世界中の中央銀行が量的緩和を強化するといい、それも結局は逆効果を及ぼすことになると語る。

「うまくいかないし、これまでもうまくいかなかった。
これがBrexitの一因になったんだ。」

と、過度に金融緩和に依存した経済政策の失敗が社会の分断を引き起こしているとの見方を示した。

投資戦略に迷いなし

投資戦略について、ロジャーズ氏は、「自分がよく知っているものに投資すべき」と語る。
そう言いつつも、このエンターテイナーは自身の戦略をこう明かしている:

  • Brexitで買うつもりはない
  • 米国株をショート
  • 米ドルをロング
  • 農産物コモディティをロング
  • 中国などの株を保有
  • 長く買ってはいないが、金・銀を多く保有
(出典)
1) Financial Post (6/24/2016), 「Jim Rogers on Brexit and gold: ‘You should be very worried’」, http://business.financialpost.com/midas-letter/podcast-jim-rogers-on-brexit-and-gold-you-should-be-very-worried (参照6/26/2016)