マーク・ファーバー:FRBは年内にQE4に追い込まれる

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が、冷えた市場心理と不況入りのリスクについて語った。
Brexitによる不安心理はいまだ冷めておらず、FRBは年内にもQE4を実施すると予想した。

ファーバー氏は、市場はまだBrexitで湧きあがった不安心理を払拭できていないと語る。

「市場が自信を取り戻したかは疑問だ。
国債の上げは、経済が弱まり、金融システムに問題があるという見方を示唆している。
欧州銀行株は、ひどいパフォーマンスだ。」

市場が平静を取り戻せていない中、各国中央銀行は量的緩和を強化すると、ファーバー氏は確信する。
各国の中央銀行は、市場に介入し続けるとし、利上げをうかがっていた米FRBも例外ではないとした。
ファーバー氏は、年末までには、米国でも何らかの形でQE4が実施されると予言した。

当のFRBは米経済について底堅いと見ている。
ファーバー氏はFRBを信じていない。

「FRBは2007-08年の不況の前にもぐっすり眠っていた。
FRBが不況の確率を低いと言ったところで、私には何の慰めにもならない。」

終末博士の推論はさらに続く。
世界で強化されるであろう量的緩和が引き起こす問題についてである。

「資産価格はもうこれ以上は上がらない。
ロンドンやニューヨークの不動産で見られることだ。
これが経済にマイナスの効果を及ぼす。
私の考えでは、不況は経済そのものから来るものではなく、資産デフレから来るものだ。」

上がるという予想が経たなくなると、投機マネーは利益を確定しようとする。
これが契機となって、売りが売りを呼び、資産デフレが起こる。
こうした資産デフレが不況をもたらすといいたいのである。