ガンドラック:ドイツ銀行の株価が1桁になったら・・・

新債券王ことDoubleLine CapitalのJeffrey Gundlach氏が、金を最高の投資先として推奨した。
さまざまなリスクが残っているとし、その一つとして欧州銀行システムの破綻懸念に言及した。

懸念材料が多い現在、ガンドラック氏は、金こそ最高の投資先と考えている。
Brexit直後の市場の混乱が一段落した今でも、「金を売っていない」と語る。
まだまだ、潜在的なリスクが山積しているからだ。

ガンドラック氏は、高値が続く米国債と比較しても金や金関連株の方が魅力的と考えている。
金は年内に1,400ドルをつけると予想している。

「この間まで利回り2%の10年国債を嫌っていた人が、1.38-1.39%の市場最低利回りを再度うかがっているところで好んで買っている。
10年国債を今買うのは、ひどい手口だ。
10年国債の歴史の中で、最悪の手口だ。」

とセーフ・ヘイブンとしての米国債に否定的だ。
新債券王が否定的なのだから、米国債は要注意なのではないか。

ガンドラック氏は、待ち受けるリスクの一つとして、欧州の金融システムの脆弱化を語る。
欧州では銀行システムの破綻懸念があり、それもまた金の魅力を後押ししているという。

「銀行は死にかけており、政治家は何をしていいかわからない。
ドイツ銀行の株価が1桁になったら、みんなパニックになる。
『誰かが何かをしなければいけない』と誰かが言い出すだろう。」

とEUの無策を笑う。
大きなリスクが今まさに顕在化しかねないのに、EUはいまだ実効性のある手を打てないでいる。

(出典)
1) Reuters (7/6/2016), 「DoubleLine’s Gundlach: Gold remains best investment in ‘shaky’ world」, http://www.reuters.com/article/us-funds-doubleline-gundlach-idUSKCN0ZM25Z (参照7/7/2016)