バークシャー・ハザウェイがIBMの大株主に- IT と高値の違和感

ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハザウェイがこの第3四半期を中心にIBM株を購入してきたことが明らかになった。
購入のための資金は約107億ドル(約8,239億円)だったとBloombergが報じた。

いつもながら巨額投資であるが、それはこの会社にとっては驚くことではない。
むしろ投資対象に違和感を持った人がいたのではないか。
バフェット氏はこれまで、自分が理解できる事業に投資してきた。
そのため、市場がどんなに浮かれていてもITに投資することはほとんどなかった。
また、大企業への投資についても、いい会社を安く買うのがいつもの手口なのだが、今回は安値圏とはいいがたい買い物だった。

投資の神様であっても、現在の世界中に広がる投資先の枯渇が堪えているのではないか。
先般の自社株買いもそういう意図を含んだものだったろう。
通貨や債権への信頼を失っているからこそ、株式を通してヒトやモノやノウハウといった実物資産を買おうとしているのではないか。