ジェレミ・グランサム:バブルはまだまだ

大手投資会社GMOの共同創業者Jeremy Grantham氏が、株式市場のバリュエーションについて書いている。
S&P 500にして2,300まではバブルとはいえないといい、米大統領選挙までは大きな下げは予想されないという。

グランサム氏によれば、株式市場にバブルの兆候は見られない。
むしろ、現金への退避など弱気の兆しの方が多く見られるという。

「米経済は、まだしばらくの間緩やかに成長する余地がある。
現代に起こった1972年、2000年、2007年の大きな市場下落(50%以上の下落)は、大いなる楽観と高値の後に起こった。
10%、20%の通常の弱気相場なら起こりうるが、深刻な下落はまだ考えにくい。」

グランサム氏は、バブル領域について、ややハードルの高い条件を挙げる。

「もし、S&P 500が2,300を突き抜け、弱気派が降参したら、状況は変わりうる。
(2,300はバブルのしきい値の統計的な定義だ。)」

19日のS&P 500指数の終値は2163.78。
まだしばらく上げ余地があるようだ。

「現状での予想は、少なくとも米大統領選の間、米国株市場が持ちこたえるか、上昇するというものだ。」

グランサム氏は、かねてから米大統領選をはさんでのバブル発生・崩壊を予想していた。

(出典)
1) Jeremy Grantham, Barron’s (7/15/2016), 「Jeremy Grantham Warns on Immigration, Brexit」, http://www.barrons.com/articles/jeremy-grantham-warns-on-immigration-brexit-1468613443 (参照7/20/2016)