日銀に早期緩和強化を促す株安

ついに明日3日から日銀金融政策決定会合が開催される。
黒田総裁となって初めての同会合だ。

注目は、サプライズがあるかないかにつきるが、市場はない方を予想しているようだ。
Bloombergは大胆な緩和持ち越しの公算も、市場は失望の懸念と書いている。
新体制となって間もない開催であり、大きな政策転換を実行する準備ができてないのではないかとの解説だ。
さらに、何か施策をアナウンスしても、実行しても、ほとんどが織り込み済みではないかとの見方を伝える。

実際、Bloombergの「日銀サーベイ」金利予想、経済物価情勢、金融政策の展望コメントでもそんな市場の雰囲気が垣間見える。
当会合で行われること、利下げ時期、利上げ時期、政策金利水準などについて、有力エコノミスト13人に聞いている。
彼らの見方は驚くほど似ている。
というか、そもそも答にばらつきが生じる余地が無いのだろう。

よりカネに近い話はBloombergのブラックロック、日銀に逆らわず?平たん化は幻想で紹介されている。
金利が低下すると見るブラックロック・ジャパンは

効く効かないや、先々の懸念を現時点で声高に唱えるのは野暮ということだろう
中銀に逆らっても仕方がない

とコメントしている。
一方、金利上昇派は米ゴールドマン・サックスだ。

世界的な金利の上昇傾向を背景に、日本の10年債利回りは年内に0.75%まで上昇する
物価目標の達成に向けた軌道に乗れば、金利が緩やかに上昇しても、公的債務に関する見通しは改善する

としている。
金利は上昇するがコントロール可能で、財政にはプラスだとの考えだ。
なるほど、この程度の上昇なら無難だろう。
日銀もまだ余力があるから、金利がコントロール可能という見方もうなづける。

本会合を前にして昨日と今日、株式市場は大きく下げる局面があった。
市場やポピュリズムが日銀の背中を押している。
このような環境での投資戦略は、株と債券の両方の底値を拾いにいくことではないか。
さらに、レバレッジをかけてみても面白い。

明日と明後日、新生日銀の対応が注目される。