ジム・ロジャーズ:アベノミクスでほとんどの日本人は損をする

22日ドル円が米市場で103円台をつけるなど、さらなる円安を試す展開が続いている。
冒険投資家ロジャーズ氏が日本についてYahooに語った。

MONEYNEWS記事を抄・意訳)

主要通貨である円は急激に27%も下げてきた。
とても危険な動きだ。

アベノミクスは日本株市場を劇的に急上昇させた一方、通貨の方は急落した。
日本株上昇の流れに便乗するつもりはない。
まだ日本株を保有しており、先週少し売った。

ひょっとして日本株が何かの理由で下げることになれば、買い戻すだろう。
何が理由で下げるかは予想が付かない。
至る所で量的緩和が行われているからだ。
それが世界中の株式市場を人為的に上昇させている。

日本政府はアベノミクスがうまくいっていると言うが、自分は信じていない。
インフレの進行で1億2千万人の日本人のほとんどが損をする。
輸入物価は劇的に上昇する。
日本人は苦しむだろうが、株屋や為替ディーラーは儲かるだろう。

ドルをホーム・カレンシーとするロジャーズ氏は、
 為替ヘッジ(円ショート)をしながら
 日本株を買っている

と話していた。

日本株の上昇が続き、ロジャーズ氏にはオーバー・バリューにあると映るようだ。
ロジャーズ氏は現在の水準ならバスを降りようとしている。
氏の言うようにオーバー・バリューにあるなら、これ以上の上げはバブル進行ということになる。
バブルは不合理な状態ではあるが、さらに進むならバスに乗ることが利益につながる。
乗るか、降りるか。
乗るならば、円で生活している日本人もまた円ショートでヘッジをすべきなのだろうか。