ダウングレードのパラドックス

ある企業の負債の格付が引き下げられると、その負債の資本コストが上昇するため、負債の現在価値が下がること。
格付が引き下げられるというネガティブな事象が、負債の時価を引き下げることにつながることからパラドックスとされる。

一方、負債の格付が引き下げられるということは、資産の時価が損なわれたことを意味している。
その観点から言えば、負債の時価が引き下げられることは必ずしも不整合でないことになる。

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