実質金利としての代用やブレークイーブン・インフレ率(BEI)の計算に使われる物価連動国債について、月末の期間別の流通利回りを推計。
(弊社組織変更にともない、2025年5月末をもって前シリーズの公表を終了した。以下は、大半のデータを取り直し、新たに推計をやり直したものであり、以前のデータシリーズとの間に継続性はない。)
とり急ぎ公開するが現状α版。
利回り計算には非線形の分析が含まれており、非線形の分析では一意な計算結果が保証されない。
すでに静的には数回の試験により再現性を確認しているが、今後の試験で遡及修正を行うこともありうる。
推計の基礎となるデータ:
- 発行条件: 財務省、国債関係諸資料、国債の入札結果
- 連動係数: 財務省、物価連動国債(10年)の適用指数及び連動係数
- 流通価格: 日本証券業協会、売買参考統計値/格付マトリクス
極めて流動性に乏しい銘柄群であり、粗い推計であることを留意されたい。
弊社では(フロア設定された)第17回債以降は投資判断上の使用を取りやめ、その数年後にフロアの影響が大きいと見られたところでほぼすべての使用をやめている。
参考:
なお、固定金利の国債利回りの期間別時系列データは、
国債の流通利回りの時系列データ(月次・暦年・年度)
を参照されたい。