トリフィンのジレンマ, Triffin dilemma

トリフィンのパラドックス。
国際的な準備通貨において、自国と国際社会の利害が対立してしまうこと。
エール大学のRobert Triffin教授が1961年に『金とドルの危機』で唱えた。

米ドルが国際的な準備通貨であるためには、諸外国がドルの外貨準備を保有できるよう、米国は余剰流動性を供給しなければならない。
このため、米国は経常赤字を容認しなければならないが、これは米ドルの信認を揺らがせかねない。

米国が米ドルの信認を保つために経常収支を均衡させてしまうと、国際市場へのドルの流動性供給が滞る。
結果、米ドルが準備通貨の役割を果たせなくなってしまう。

このようなジレンマのこと。
ブレトンウッズ体制が抱える矛盾を説明する目的で唱えられた。