空気電池, Air Cell

電極の一部に大気中の酸素を使用する電池。

正極に通気のための穴があり、酸素を取り込み、負極の亜鉛と酸化還元反応を起こすことで発電する。
電解液としては水酸化カリウムなどが用いられる。
 正極: O2 + 2H2O + 4e- → 4OH-
 負極: Zn + 4OH- → Zn(OH)4 → ZnO + H2O + 2OH- + 4e-
電圧は1.35?1.4V。

軽量でエネルギー密度が高いほか、放電時の電圧変動が少なく、温度変化にも強い。
一方、寒冷地で使用すると寿命が低下する、湿度(60%が最適)により寿命が変化する、二酸化炭素に弱いなどの欠点もある。

現在、一次電池が補聴器用のボタン電池などに利用されている。
シールされた正極の穴を開口すると、常に電池容量を消費してしまうが、穴を再びシールすれば進行は幾分食い止められる。

自動車向けにトヨタが2次電池を開発すると報道されている。
リチウムイオン電池のような発火の危険がなく、同容積で5倍の蓄電が可能で、実用化されれば1回の充電でガソリン車と同等の500kmの走行が可能になるという。
大型化すると性能が低下するという欠点があるが、すでに海外では電動フォークリフト向けに試用されている。