【休憩】GWの読書の準備をしよう

今年の大型連休は10連休、おかげで宿も飛行機も空きがなく、旅行代金も高騰している。
こんな時こそゆったりとしたカフェで読書をと考える人も多いはず。

過去の書評などから、おススメの書籍を紹介する。
ほとんどはみなさんもすでに読破されているかもしれない。
まだなら、そろそろ図書館で借りておくか、ネットで中古本でも注文するといい。

1. メアリー・バフェット『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』(アマゾン)

初期の弊社の投資の原理はこの書籍に大きく拠っていた。
本書に書かれた手法を理論的に展開し直し、ローカライズして用いていた。
(その後、リーマン危機の破壊力を目の当たりにし、半分だけマクロの要素を導入した。)
原題は「The Buffettology Workbook」(バフェット学教本)とあるように、バフェット中期のバリュー投資術を説明したものだ。
ファイナンス理論とは少々異なる取り扱いが含まれているが、それも前提あってのこと。
そのあたりまで読み解くことができれば、バリュー投資の達人だろう。

2. ハワード・マークス『投資で一番大切な20の教え』(書評記事)

市場・経済の動的側面(周期性)に目を向け、行動経済学的な分析を行っている。
投資の現実を知るため、初心者がまず読むべき本の1つだ。

3. リチャード・スミッテン『世紀の相場師ジェシー・リバモア』(書評記事)

投資と投機の境があいまいであることは否定できない。
投資家は投機に手を出すべきでないと思っていても、投機というギャンブルの快感は理解しているはずだ。
投機のすべての局面が書かれており、これを読めば、投機家リバモアのファンになるはずだ。
ジェフリー・ガンドラック氏が推奨していることでも有名。
肩の凝らない読み物である。

また、著名投資家の推薦や英語の書籍まで含めると、良著はまだまだ多くある。
以下の記事も参考にされたい。
セス・クラーマン推薦の32冊
年末年始の資産形成のための読書:2018年の【書評】から